コビット19 感染者数世界と日本
コビット19の感染者数のカウント方法で世界と日本で違いはあるのでしょうか。これにはPCR検査というものを知る必要があるかもしれません。
PCR検査がどういうものかというと、使用する検体の中にあるウィルスを何倍にも増幅させるというものです。ウィルスは非常に小さく、そのままだとなんだかわからないのです。このためなんのウィルスが含まれているのかをはっきりさせるために増幅させますが、この増幅のさせ方が半端ではありません。何万倍どころか数百万倍から数億倍にもさせます。それくらいウィルスって小さいってことですね。
コビット19に感染しているかをどう定義するか
ここからポイントになりますがコビット19に感染しているかどうかについてはその定義によって全然違ってきます。PCR検査でウィルスが検出されたかどうかというのは本当に感染しているかどうかとは完全に一致しません。
段階としては3つに分かれます。
1つ目は単純にウィルスがいただけという状態。これは正確には感染はしておらず、症状もありません。飛んでいるウィルスが体内に入ってきただけ、という状態です。特に何か悪さをしているわけでもありません。
2つ目はウィルスが入ってきたことはあるものの、人間の体内の免疫機能で撃退され、死骸が残っていたケース。こういったケースでもPCR検査は数百万倍の増幅するので、ウィルスを検出します。この場合も症状はなく、感染もしてません。
3つ目がウィルスが細胞内に入ってきてしまい、いわゆる感染しているという状況です。しかしこの場合でも症状が出ている場合と出ていない場合があります。
毎日発表されるコビット19感染者数はどこまでをカウントしている?
実は上記3つ全てをカウントしてしまっているようです。とにかくウィルスがいれば感染!と定義してしまっているのです。このため上記の1つ目と2つ目のケースで無症状であっても隔離し、病院は飽和なんてことも・・・もしくは本当は感染していなかったのに、入院し、感染している人達の囲まれているうちに本当に感染してしまう・・・なんてこともあるのではないでしょうか。
コビッド19感染者数について世界と日本では違いがあるかどうかは正確なところはわかりませんが、恐らく他の国でも多かれ少なかれ同じようなカウント方法がなされている可能性はあるでしょう。